追加も検討
今年末までに1億円を集め、最終的には5億円を目標にしている。8月11日現在で年内の目標額の45%以上を達成し、支援者は660人超にのぼる。日本将棋連盟は幅広い支援を目指しており、そのためにも1万~5万円の価格帯の新たな記念品の制作も検討。CFの申し込みを分かりやすく説明する動画や、「プレミアム指導対局」がどのように行われるかを紹介する動画の制作も考えている。
専務理事の脇謙二・九段(61)は「今回のCFについて、さらに広く知っていただかねばならない。幅広い方々の支援を受け、長く親しまれる会館づくりを目指したい」と話した。新会館はJR高槻駅前で令和5年度中の完成を目指す。(中島高幸)
■棋士の所属 日本将棋連盟の棋士は、出身地や生活圏によって、東京都渋谷区の将棋会館(東京本部)か、関西将棋会館(関西本部)のいずれかに所属することになっている。関西将棋会館は、富山、岐阜、愛知以西に居住している棋士のホームグラウンド。「光速流」で知られる谷川浩司九段や豊島将之二冠=竜王、叡王=、藤井聡太棋聖=王位=らが所属する。