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「ワクチン・検査パッケージ」+α Jリーグで進むコロナ共存の世界 (2/2ページ)

 J1のヴィッセル神戸は2日にホームのノエビアスタジアム神戸で行われたJ1リーグの浦和レッズ戦に、ワクチンを2回接種した16~39歳の若者約400人を無料招待した。親会社である楽天グループの木谷浩史会長兼社長が兵庫県知事、神戸市長と会談して実施が決定。接種が遅れているとされる若者世代のワクチン接種を推進するのが狙いで、今後も同様の招待を続けていくという。

 楽天グループは神戸の本拠地のノエビアスタジアム神戸で神戸市の大規模ワクチン接種会場を運営。兵庫県内在住・在学の18歳以上の学生を対象に、ワクチンを2回接種すれば2千円相当のポイントを付与する事業も担う。

 一方、J1のセレッソ大阪は10日のYBCルヴァン・カップ準決勝第2戦の浦和戦で、「ホームサポーター指定席」(ホーム側ゴール裏席)での「立ち上がっての観戦」の試験運用を実施する。クラブの公式サイトなどによると、来季にコロナ禍以前の応援スタイルへの回帰によるスタジアムの一体感の醸成を目指す中での、1回限りのトライアルだという。

 試験運用では、立ち上がって観戦することを認める一方で、声を出しての応援禁止など、観戦ルール、マナーの順守、徹底を求めている。

 プロ野球でも11月20日開幕の日本シリーズでパッケージの実証実験を行う方針。今後も、さまざまなスポーツで、コロナの感染リスクを減らしつつ、以前のにぎわいを取り戻す試みで出てきそうだ。

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