北海道新幹線、緊急停止「起こり得る」 JR北の島田社長
記者会見するJR北海道の島田修社長=13日午後、札幌市中央区
JR北海道の島田修社長は13日、札幌市の本社で記者会見し、青函トンネル内で1日に北海道新幹線が緊急停止したことについて「お客さまの安全に関わる問題ではないが、同種の事象は今後も起こり得る。保守、運行管理の課題を克服していきたい」と述べた。
青函トンネル内は貨物列車と線路を共有するため3本のレールが敷かれており、新幹線用と在来線用のレールの狭い隙間に落ちた金属片が通電したことが、緊急停止の原因とみられる。同社は金属片の分析を鉄道総合技術研究所に依頼。さびの状況などから、島田社長は「新幹線のものではない」としている。
新幹線が緊急停止したのは開業から7日目の1日午後1時15分ごろで、新函館北斗発東京行き「はやぶさ22号」が、青函トンネル内の旧吉岡海底駅付近を走行中、自動列車制御装置(ATC)の停止信号を受信、非常ブレーキが作動した。
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