5年ぶり再開へ試運転 福島・南相馬のJR常磐線
原ノ町駅を出発し試運転を行う常磐線の2両編成の列車。左後方は建設中の復興公営住宅=9日午前、福島県南相馬市原町区(納冨康撮影)
JR東日本は9日、東日本大震災以降、運転を見合わせている福島県南相馬市の常磐線小高-原ノ町間で、電車を試運転した。東京電力福島第1原発事故で同市の一部に出ている避難指示が解除される7月12日に合わせて、運転再開する計画。
電車は午前10時半、原ノ町駅を出発。約9・4キロの区間を、線路や信号などの設備を点検しながら進み、約1時間かけて小高駅に到着した。JR東の担当者は「再開に向けて万全の態勢を築きたい」と話した。
同区間は避難指示解除準備区域にあり、昨年4月から復旧工事をしていた。設備の安全確認をする試運転は9、10日に3往復ずつ実施。11日以降は運転士や車掌の習熟のため運転し、再開への準備を進める。
JR東によると、同区間が再開すれば、常磐線の不通区間は竜田(福島県楢葉町)-小高と、相馬(同県相馬市)-浜吉田(宮城県亘理町)になる。
関連記事