「提携話あった」と強弁 JR東海・葛西名誉会長とのツーショット写真も

籠池氏招致詳報(4)
府議会臨時会で参考人招致のため大阪府庁に入る籠池泰典氏=10日午後、大阪府庁(山田哲司撮影)

 《自民党の今西和貴議員の質問が続く》

 今西氏「平成26年12月の私学審(府私学審議会)では(小学校)認可について保留という結論になった。保留の知らせは誰から聞き、理由についての説明はあったのか。また、27年1月という具体的な私学審臨時会の開催日程は(誰から)示されたのか」

 籠池泰典氏「私学審の結論については2日経って知らされた。私が電話したんだと思う。保留になった理由は財務状況。日程については、近畿財務局に1月だと聞いた」

 今西氏「近畿財務局に1月だと聞いたということだが、そのときの様子は」

 籠池氏「近畿財務局の担当者には『財務関係のことで幼稚園の園長が反対したと聞いております』というお言葉をたまわった」

 今西氏「27年1月の私学審議会で条件付き認可が出た。この報告は誰から受けたか」

 籠池氏「私の方から連絡をして、府の担当者から受けた」

 今西氏「そのとき府の担当者はどう言っていたのか」

 籠池氏「私学審に出席の先生方から財務状況や生徒数について、私学審の定例会議が開かれるまでには報告してほしいと。それで、私は内容を逐一書面にして報告した」

 今西氏「条件付き認可適当の報告を受けて何か変化は」

 籠池氏「認可適当を受けたら、認可(される)という認識を受ける。これにより、国有地審議会が動き始た。次に動きますのは、業者の選定。その後、銀行借り入れもしたいので銀行との契約が始まった。認可適当というものがなければ、国有地の契約、業者との契約、銀行との契約もなかった。認可適当があったので、すべてが動き出した」

 今西氏「次に寄付金について聞きたい。私学課にはどんな資料を出したか」

 籠池氏「私の記憶でございますけど、寄付者名簿、今これほど寄付が集まっているという資料ですね」

 今西氏「要するに私学課は、現金のたぐいは一切確認していないということか」

 籠池氏「それでよろしかろうと」

 《この後、大阪地検特捜部が捜査中の内容に再び質問が及ぶが、刑事責任に関わることにはやはり歯切れが悪い。補助者の弁護士と相談する場面も見られた》

 今西氏「森友学園の書類に虚偽があったとされる件について。報道によれば、複数の契約書、確保教員の無断記載、経歴の虚偽などですが、どのようにお考えですか」

 籠池氏「お答えできる範囲でお答えしたい。経歴が違っていたのは、誠に申し訳ない。以前からの経歴書を使っていて、職員が間違って記載した。私学課に出した書類には、学校に(既存の)小学校の校長を迎えるということと、愛知県の私立中(海陽学園中学)との提携の話(を記載した)。私学課は学校の振興策についてなので書類を持ってきてほしいと。その書類があっという間に流出した。それで先生がびっくりしてして辞めてしまった。それで虚偽になった」

 《提携話について籠池氏は国会での証人喚問の際、海陽学園理事長を務めるJR東海の葛西敬之名誉会長に相談していたと主張していた。ここで籠池氏は自身の正当性を示すためか、葛西名誉会長とみられる人物とのツーショット写真を掲げた》

 籠池氏「JR東海の葛西敬之名誉会長です。『小学校を作りますんで、ご協力をお願いしたい』と言ったら『(愛知県の)中学に入るときは優先枠を設ける。こちらの方もうれしいので対応します』と。事務方には伝達されてなかったようだ。大阪府、マスコミの問い合わせがあって、びっくりされたようだ」

 《契約書については再び「刑事訴追」を理由に回答を拒否。一方で大阪府の情報管理には苦言を呈した》

 籠池氏「3つの契約書は刑事訴追を受けるおそれがあるのでご勘弁を。申し上げたいのは、大阪府には守秘義務があるのに、流出するわけがない書類が何で流出するんだということ。3月の現地確認の際には、府側から『そんなことはないです、流出してません』とプリント1枚で伝えられた。そのことを報告しておく」

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