アベノミクスの成長戦略の基本は、個々の日本人の能力を発揮させること、中でも発明や芸術などの創作力を存分に発揮させることだ。日本再興のためにも、知財で雇用を作り、外貨を稼ぐ第2世代の知財戦略を作らなければならない。
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【プロフィル】荒井寿光
あらい・ひさみつ 東大法卒、ハーバード大大学院修了。通商産業省(現経済産業省)入省、特許庁長官、通商産業審議官、初代内閣官房・知財戦略推進事務局長、世界工業所有権機関政策委員を歴任。退官後、日本初の「知財評論家」を名乗り知財立国推進に向けて活動。著書に「知財革命」「知財立国」。