経済産業省は6日、次世代エネルギー資源「メタンハイドレート」の開発で米国と協力し、米アラスカ州で産出試験を進める方針を明らかにした。生産コストの引き下げに必要な技術開発に共同で取り組む。同日、見直し作業に着手した新たな「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画」に具体的な試験時期や内容などを盛り込む方針。貴重な国産エネルギー資源として期待されるメタンハイドレートの商業化に向け、取り組みを加速する考えだ。
産出試験は平成27年度ごろまでに1~3カ月程度かけて実施する方向で調整する。永久凍土の下からガスを採取する計画で、商業化に不可欠な長期間にわたるガスの採掘技術などを試す。
日本は今年3月、海底地下のメタンハイドレートから天然ガスを産出する試験に世界で初めて成功した。だが、水をくみ上げるポンプの不調などで、当初2週間の予定だった試験は6日間に短縮された。
今年4月に閣議決定した海洋政策の指針「海洋基本計画」は、30年度までにメタンハイドレートの商業化に向けた技術確立を目指すとしており、米国での産出試験を通じて技術向上を目指す。