【福島第1原発】「廃炉への第一歩」 東電会見一問一答

2013.11.18 20:19

 東京電力は18日の定例記者会見で、福島第1原発4号機からの燃料取り出し開始について「廃炉への第一歩」との見解を示した。一方で「慎重に作業を進める」と強調したが、安全性について疑問視する質問が相次いだ。主な一問一答は以下の通り。

 --燃料取り出しが始まった。東電の受け止めは

 「これから長く続く廃炉作業の第一歩。まだ始まったばかりなので、気を引き締めて対応していきたい」

 --福島には燃料取り出しでトラブルが起こらないかどうかを不安視する住民もいる

 「(大破した)建屋内に燃料があると心配をかけている。早期の燃料移送は地域の安心のためにも大事な作業なので、(不安の声を)しっかり受け止め、慎重に作業したい」

 --原子力規制委員会は燃料破損時に希ガスが発生する可能性を指摘している

 「(ガス発生を)ありえないとは想定していない。(燃料を傷つけないよう)慎重に引き上げ、作業中も放射線量の測定をしっかりすることで対応する」

 --現場での作業員の被曝(ひばく)管理は

 「現場の放射線量は毎時40マイクロシーベルト前後。作業には、放射線を管理する担当者が立ち会い、作業員の1日当たりの被曝線量は0・8ミリシーベルトを計画している」

 --トラブルが多発した場合は、計画上の完了期日は延期されるのか

 「取り出し作業は来年末までに終わらせたい。(完了の期日は)その時の状況次第なので、最終的に時期が前後するかどうかは現在は分からない」

 --燃料落下などトラブルがあった場合の対応は

 「まずは作業員の避難。その上で無人クレーンを使い燃料を遮蔽物(しゃへいぶつ)で囲んで放射線量を緩和しつつ、善後策を検討することになる」

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