同校の2人は、昨年世界に手が届かなかった悔しさを胸に、安定して飛ばすことを目指してロケットの重りの量や羽根の角度などの研究を重ねてきた。島崎さんは「(ロケットは)少しの誤差で結果が大きく変わってしまうので、すべてを丁寧に作らなくてはいけない。努力が実ってよかった」と喜びを話す。
世界大会では、現地で準備された材料を使い、その場でロケットを製作し、目標の飛距離も国内大会での50メートルから70メートルに延びるという。島崎さんと堂野さんは「目標は優勝」と声をそろえ、「悔いのないよう力一杯やり切りたい。海外の人とも積極的に話してコミュニケーションを取ってきます」と意欲をみせていた。