上方のベテラン女性漫才コンビ「海原さおり・しおり」のしおり(本名・網谷しおり=あみたに・しおり)さんが3日午前8時33分、脳腫瘍のため死去した。58歳。通夜は5日午後7時、告別式は6日午前11時、大阪府箕面市半町4の6の32、箕面聖苑で。喪主は長男、一馬(かずま)氏。
鹿児島県出身。昭和53年、さおりさんと漫才コンビ「花の110番しおり・ひろこ」を結成し、翌年、「海原さおり・しおり」に改名。55年に「ABC落語漫才新人コンクール審査員奨励賞」「NHK上方漫才コンテスト優秀賞」を受賞。本格派のしゃべり漫才で人気を集め、タレントとしても活躍した。
よしもとクリエイティブ・エージェンシーによると、しおりさんは平成24年8月に脳腫瘍の手術を受け、定期的に通院。昨年12月下旬、体調を崩し、再入院していた。