スマートフォンやタブレット型端末で学習教材「アプリゼミ」を体験する子供たち=東京都千代田区【拡大】
■国主導でデジタル教育 特性に応じた個別授業も可能?
高度情報化社会に対応するため、文部科学省は平成23年、「教育の情報化ビジョン」を発表した。デジタル教材を用いた実証校を全国から募集し、小中学校、特別支援学校で検証を進めている。
政府も昨年6月に閣議決定した「世界最先端IT国家創造宣言」で、32年までに教育環境自体のIT化を目的に掲げた。児童生徒に1人1台のタブレット型教材の配備などを通じ、学校と家庭が垣根なくつながる教育・学習環境を構築するのが目的だ。
ダブレット型教材の活用で教育は変わるのか-。東京都教育委員の乙武洋匡さんは公教育で児童、生徒に個別にタブレットが配布されることで、「個々の子供のニーズに沿った、より良い教育ができる可能性がある」と指摘する。乙武さんは19年から3年間、小学校の教員を経験。「発達障害など特別な配慮が必要な子供のニーズに応え切れていない」と感じたという。