【東横線追突事故】ATC作動後、雪で滑った? ブレーキも制動力ダウンの可能性 (1/2ページ)

2014.2.15 23:04

東急東横線の元住吉駅で追突事故が発生し破損した車両=15日午前、川崎市の元住吉駅(宮崎裕士撮影)

東急東横線の元住吉駅で追突事故が発生し破損した車両=15日午前、川崎市の元住吉駅(宮崎裕士撮影)【拡大】

  • 東急東横線元住吉駅での列車追突事故の発生について謝罪する城石文明・鉄道事業本部長ら(中央)=15日、国土交通省
  • 雪の影響で東急東横線の元住吉駅で車両の追突事故が発生し、駅は立ち入り禁止となった=15日午前、川崎市の元住吉駅(宮崎裕士撮影)
  • 雪の影響で東急東横線の元住吉駅で車両の追突事故が発生した=15日午前、川崎市の元住吉駅(宮崎裕士撮影)
  • 東急東横線の元住吉駅で追突事故が発生し破損した車両=15日午前、川崎市の元住吉駅(宮崎裕士撮影)
  • 東急東横線の元住吉駅で追突事故が発生し破損した車両=15日午前、川崎市の元住吉駅(宮崎裕士撮影)
  • 東急東横線の元住吉駅で追突事故が発生し破損した車両=15日午前、川崎市の元住吉駅(宮崎裕士撮影)
  • 東急東横線の元住吉駅で追突事故が発生し破損した車両の車輪=15日午前、川崎市の元住吉駅(宮崎裕士撮影)

 15日未明に起きた東急東横線の電車追突事故。東急電鉄によると、列車同士の追突を防ぐATCが作動したにもかかわらず、後続車両は停車車両に突っ込んでいったという。通常は起こりえない事故に、専門家は、大雪の影響などを指摘している。

 ATCは列車が前方車両に近づくと、自動的にブレーキがかかる。東急電鉄によると、ATCは正常に作動していたという。ただ事故時は大雪で、追突された停車車両も30メートルオーバーランしていたという。関西大の安部誠治教授(交通政策論)は「雪で何らかのトラブルが起きていた恐れがある」としている。

 また、事故のあった元住吉駅は屋内など全部が屋根で覆われている構造ではなく線路上には雪が降り注いでいた。8日の乾いた雪とは違い今回は湿り気を含んでいたのが特徴で、「より滑りやすい」と指摘されていた。このため、鉄道アナリストの川島令三氏も「ATCは作動したが、雪で止まりきれずに衝突した」とみている。

 電車のブレーキは制輪子(ブレーキシュー)で車輪を押さえつけて停車する仕組みだが、雪が間に入り込んで制動力が落ちることもあり、東急電鉄も、事故原因に、この可能性を指摘している。

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