--洋上風力は陸上よりもコストがかかる
「確かにインフラ整備などにコストがかかるが、風力を起爆剤として海洋開発を進めてほしい。米国は国家戦略として、風力で電力の2割を賄うとしている。スペインやドイツなども導入目標を掲げている。原子力がメーンのフランスでさえ風力で2.6%なのに、日本はわずか0.5%だ。日本でも2割を風力で賄うことは可能で、それが実現すれば風力関連産業は原子力並みとなる」
--陸上の風力発電はどうか
「陸上も重要で、適地が多い北海道と東北では電力系統が整備されれば2000万キロワットを導入できる。私は陸上を含めて2000万キロワット、東京電力管内だけでも1000万キロワットをつくりたいと思っている。ただ、洋上はインフラ整備に時間がかかるので、20年までは陸上、それ以降は洋上の開発を本格化させればいい」
--風力も発電出力の変動が問題だ
「大規模洋上風力を運用するにはバイオマスや燃料電池などと組み合わせて出力変動に対応する必要がある。ただ風力の発電量は気象条件などから予測できる。電力系統を広域運用し、さらに電力の取引所を整備すれば、出力変動の問題は解消できると、私は電力会社に対して主張している」