理化学研究所神戸研究所で行われた会見中継。モニターにはSTAP細胞論文の問題点が映された=14日午後2時16分、神戸市中央区(頼光和弘撮影)【拡大】
理化学研究所などが発表した新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」の論文に不自然な点がある問題で、理研は14日、調査委員会の中間報告を発表した。実験結果を示す重要な画像が、筆頭著者の小保方(おぼかた)晴子・理研研究ユニットリーダーが早稲田大に提出した3年前の博士論文の画像と同一と判断し、流用を事実上認定。小保方氏らは論文撤回の検討と謝罪を文書で表明した。
小保方氏らは1月末、STAP細胞の論文を英科学誌ネイチャーに発表。新たな万能細胞として世界的に注目されたが、信頼性が疑われる事態となり、論文は撤回される公算が大きくなった。撤回されると、研究成果は白紙に戻る。
小保方氏、笹井芳樹理研発生・再生科学総合研究センター副センター長ら3人は連名で「論文の不備について多方面からご指摘をいただいていることを真摯(しんし)に受け止め、混乱をもたらしていることについて心よりおわび申し上げます」などとする文書を出した。