【どこまで進む? 再生可能エネルギー】日本大学特任教授・木下健氏(下) (1/2ページ)

2014.3.31 05:00

 ■アジアも関心、協力して開発を

 --日本の海洋エネルギーのポテンシャルはどれほどなのか

 「NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)によると潜在資源量は波力発電で年間870億キロワット時、温度差発電で1560億キロワット時としており、原発100基から200基分に相当する。ただ、波力発電や温度差発電の適地は電力需要地から遠い。また、潮流(黒潮)発電は四国沖や鹿児島沖、潮汐発電は津軽海峡や瀬戸内海が有力だが、いずれも現時点で経済性が問題で、漁業者などとの調整も必要となる」

 --それぞれの方式のコストはどうか

 「温度差発電は5000キロワットの発電出力だと1キロワット時当たり40円超と高いが、1万キロワットなら10円と採算ラインに乗る。波力は40円にめどをつける状況だ。潮流・海流は場所への依存性が高く、明石海峡なら10円台と波力より可能性は高いが、漁業や往来する船舶との関係から実現は難しいだろう。海流発電は鹿児島沖で実証実験を行ってからの議論になるが、10円台になり固定価格買い取り制度の対象となるのはそう遠くないと思う」

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