熾烈(しれつ)な競争の中、いち早く成果を挙げるには情報の管理も大切だが、この研究者は「完全秘匿は理研という公的機関の態度ではない」と批判する。理研では問題発覚後、若手を含む多くの研究者が再発防止に向けて意見を交わしているという。
一方、科学者として経験の少ない小保方氏をリーダーに起用したことを疑問視する声もある。
理研の野依良治理事長は1日の会見で「若手や女性など多様な人材をリーダーに登用することは、研究に新たな視点をもたらす上で大事なことだが、研究者の倫理観の程度はさまざま。不正という負の効果をどうすれば最小化できるか検討したい」と話した。