■経済発展を評価、62%「民主化進展」
ミャンマーのテイン・セイン大統領は、4月から就任4年目に入った。テイン・セイン政権下で初めて行われた全国世論調査で、同政権が進める政治・経済政策の方向性を9割近い人が支持していることがわかった。2015年の大統領選挙に向けたテイン・セイン大統領や野党指導者のアウン・サン・スー・チー氏らの動向に影響を与えそうだ。
◆全国3000人に調査
同調査は米共和党系のシンクタンク、インターナショナル・リパブリカン・インスティチュート(IRI)が、昨年12月24日から今年2月1日までの間、ミャンマー全土で国民3000人を対象に行った。調査はミャンマーの14の州・地域すべての計300地点で行われ、回収率は79%だった。
IRIの調査資料によると、ミャンマーの人々は現在の政治改革を認めており、62%の人が昨年よりも民主化が進んだと答えた。さらに、女性の権利も拡大したと感じている人がほぼ同じ割合だった。
現政権の進める政策を支持している割合が高いのは、経済面での発展が大きいためのようだ。現在の経済状況を「非常に良い」または「良い」と答えた人は85%に上った。昨年と比べた場合、85%が同様か良くなったと感じており、来年も同様か、さらに良くなると81%の人が信じている。
ただ、西部ラカイン州における仏教徒とムスリム(イスラム教徒)の衝突など、民族や地域問題などが増えていることに懸念を示す人も57%に上った。
そのうえで、現政府が良い仕事をしていると思うかどうかを聞くと、「おおむねそう思う」という人を合わせると89%が支持を表明。さらにテイン・セイン大統領の仕事ぶりについては91%の人が認めており、反対は3%にとどまっている。