《最大の焦点は、STAP細胞の存在について、どう説明するかだ。理研によると、笹井氏は論文撤回には同意したものの、細胞の存在については「STAP現象を前提としないと説明が容易にできないデータがある」とする肯定的なコメントを出しており、その見解が注目される》
《笹井氏は、人工多能性幹細胞(iPS細胞)でノーベル生理学・医学賞を受賞した京大iPS細胞研究所の山中伸弥教授とは同い年でライバルともいわれる。山中氏への対抗心からなのか、笹井氏は1月の会見で、STAP細胞がiPS細胞より作製効率が高いとする広報資料を作成した。理研はその後、内容が不適切だったとして撤回したが、この経緯についても説明が求められる》
《博士号を取ったばかりで実績のない小保方氏を、数千万円の予算と研究室が与えられるユニットリーダーに抜擢(ばってき)し、1月の会見でも「私たちとしては『頑張れ、小保方』と思っている」と小保方氏への全面的なバックアップを隠そうとしなかった笹井氏。週刊誌などでは「不適切な関係」を疑う報道もなされたが、小保方氏の“重用”の経緯と責任も問われそうだ》
《東京都内の会見場には約200人の報道陣が詰めかけた。会見に先立ち「科学研究面に関する説明資料」と題したペーパーが配布された。冒頭、「STAP現象の存在の有無に関する私の見解は、4月1日に発表した声明と同じです」と太字で記載。声明とは「STAP現象を前提としないと説明が容易にできないデータがある」との肯定的な見方を示したもので、同じ主張をするようだ》