孫董事長が1位となった理由について、フォーブスは「卓越した大局観とグローバルなコミュニケーション能力・交渉力、細部まで行き届いた管理能力を武器に、華為の13年の売上高を2390億元、最終利益を前年比34.4%増の210億元まで引き上げた。そして同社は、スウェーデンのエリクソンを抜いて世界最大の通信機器メーカーとなった」と説明する。
ランキングには、不動産業界の女性が多数入っており、保利房地産集団の宋広菊董事長が3位、重慶竜湖地産の呉亜軍董事長が僅差で4位、碧桂園の楊恵妍董事会副主席が6位だった。
また、インターネット業界の急成長に伴い、ネット関連や情報技術の企業で頭角を現す女性も増加。阿里巴巴集団(アリババ・グループ)傘下のマイクロファイナンスを手掛ける阿里小微金融服務集団の彭蕾・最高経営責任者(CEO)が12位、創維集団(スカイワース)傘下、創維数碼の林衛平・董事会執行主席が20位だった。
世界の企業家が研究対象となる例年と異なり、今回は中国女性だけを対象とした理由について、フォーブス中国語版の周健工編集長は「世界の女性企業家のうち、一代で成功した女性が中国で突出して多いため」と説明。中国の女性リーダーたちは、中国経済の特徴の一つとして注目を集めているという。(揚子晩報=中国新聞社)