同じ12日、大阪文化館・天保山では「機動戦士ガンダム展」が開かれる。1979年にスタートしたアニメ史上に残る名作の生みの親、富野喜幸総監督の企画段階のメモをはじめ、美術監督、中村光毅氏の美術ボード、キャラクターデザインを行った安彦良和氏のアムロやシャアの原画、ガンダムのモビルスーツをデザインしたデザイナー、大河原邦男氏の設定画など約1000点にも及ぶ制作資料を公開する。
さらに、7月30日からは京都文化博物館で「宇宙兄弟展」が開かれる。雑誌「モーニング」で2008年から連載が開始された「宇宙兄弟」は累計発行部数1400万部を超える人気を誇る。オリジナル原画約200点をはじめ、アニメの関連資料、宇宙航空研究開発機構(JAXA)から借りたスペースシャトルや宇宙服の模型なども展示される。
美術館、苦肉の策か
「なるほど、確かに多いですね」と公益法人大阪市博物館協会総務部事業企画課の澤井浩一課長代理。ことし、大坂歴史博物館で行われた「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」を手がけた学芸員としては気になるところ。「かつて(15年)京都国立博物館で映画のスター・ウォーズ展をやったことがありました。そのときは『なぜ、京博が…』という声があったのですが、人気を博したのです。そうした波がやっと地方に普及してきたという感じ」と分析する。