「著作権ビジネスという点で考えると、手塚さんなどはプロダクションとしてもいつまでも多くの人に覚えておいてほしいわけだから、協力的になるわけです。物販収益も入ってくるし」
いわばプロダクションと美術館の利害が一致し、こうした状況が生れたとみる。
「美術館の苦肉の策のような気がしますね」というのは美術史家で神戸大大学院教授の宮下規久朗さん。「客の入りのよくない美術館は翌年、予算が減らされてしまう。そこで資金もあり宣伝なども楽で、客も見込めるアニメに行くのでしょうけど、いかがなものか。美術館に来ない若者など新しい顧客開拓にはなるかもしれないけど、それでは学芸員も育ってこないし…」と商業主義につかる美術館に警鐘を鳴らす。
ともあれ、いずれ劣らぬ人気コンテンツ。一番笑うキャラクターは誰だ?