日本弁護士連合会・村越進会長の代理で、同会・浅岡美恵副会長、「知財立国を志向するわが国は、知的財産の創造・保護・活用のため、弁理士と弁護士のさらに強い協力が重要」。
乾杯の発声は、三菱電機・野間口有相談役(前・産業構造審議会知的財産分科会長)が務めた。祝賀会では各所で歓談が交わされ、国会議員など政府関係者も多く含まれ、乾杯後も来賓祝辞が続いた。弁理士資格を持つ菅直人元首相は、全国の弁理士仲間へ、今後のさらなる活躍を鼓舞するエールを送った。
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■3Dプリンタ普及で、特許取得の対応拡充
大阪では6月28日、日本弁理士会近畿支部による記念講演会が催された。テーマに『3Dプリンタ技術の新潮流~温故知新で知財とともに次世代ビジネスに挑む~』を掲げ、来場者約400人が、3Dプリンタと知財について考える機会を持った。
冒頭、日本弁理士会近畿支部・稲岡耕作支部長が挨拶に立ち、「日本弁理士会では、例年注目されているテーマを取り上げており、今年は、今話題の3Dプリンタをテーマとした。3Dプリンタがこれから世の中をどのように変えていくのか興味深く、法的な面で弁理士が果たす役割も増えてくるだろう」と述べた。