県関係者によると、要因の一つは、八重山地区(石垣市、与那国町、竹富町)の正答率上昇にあるという。教科書問題で揺れた同地区は、県内6地区で「学力は不動の6位」といわれてきた。だが県の独自集計によると、今回は初めて全科目で県平均を上回り、順位も上位に入ったという。
同地区で児童生徒数が最も多い石垣市の玉津博克教育長は就任翌年の23年度から学力向上プロジェクトを推進。全校で毎朝、読み、書き、計算の反復練習を徹底し、授業改善にも力を入れた。家庭には生活改善を促し、各公民館では家庭学習を支援した。玉津氏は「低学力の原因についての犯人捜しをやめ、学校、家庭、地域がそれぞれ責任感を持つ教育システムが奏功したのでは」と話す。