《『思いもよらぬ批判』としながらも、自身の責任を認めた木村社長。質問は吉田調書に戻り、朝日の調書の取材班に関する質問が出た》
記者「取材班の体制は」
杉浦取締役「非常に流動的な取材班なので、何人と特定してあげることはできない」
記者「少人数という話だったが」
杉浦取締役「デスクは1人。記者は何人もおります」
記者「調書を見られるのは何人か」
杉浦取締役「その人数については、ここでは申し上げられません」
《人数に関するやり取りが続いたが、杉浦取締役は『少人数』とした取材班の陣容をかたくなに答えなかった。質問は冒頭に説明のあった、吉田所長がビデオ会議でも第1原発の「線量が低い場所」への避難を命じたとする発言の確認に移った》
記者「何月何日にどんな文言だったのか」
杉浦取締役「入手した資料では原発ではない場所でもテレビ会議がモニターであって、テレビ会議を聞いた方がメモした中に第1原発の線量の低いところに退避とメモがあった」