物理学賞は素粒子・宇宙分野と、物質の性質を究明する物性分野がほぼ交互に受賞する傾向がある。昨年はヒッグス粒子が選ばれたため、今年は半導体など物性分野の可能性が高い。
日本人では青色発光ダイオード(LED)を開発した名城大の赤崎勇終身教授(85)、米カリフォルニア大の中村修二教授(60)の呼び声が高い。LEDは情報機器や照明などに使う最新の光源として脚光を浴びている。
物性分野の花形である超電導では、日本のエース2人に期待が高まる。東京工業大の細野秀雄教授(61)は鉄系の超電導物質を世界で初めて発見。東大の十倉好紀教授(60)は高温超電導に関する理論研究の第一人者だ。
このほか強磁性半導体を開発した東北大の大野英男教授(59)、物性理論の先駆的な業績で知られる産業技術総合研究所の近藤淳名誉フェロー(84)らの名前も挙がる。