化学賞は有機化学分野から選ばれる公算が大きい。有機化学は4、5年周期で授賞対象になっており、鈴木章氏(84)と根岸英一氏(79)らが受賞した前回の2010年から4年が経過したためだ。
日本では東大の向山光昭名誉教授(87)への期待が大きい。炭素同士を結合させる新たな合成法を開発し、医薬品産業などの発展に貢献した。ほかに微生物化学研究所の柴崎正勝所長(67)ら複数の候補者がいる。
他の分野では酸化チタンの光触媒作用を発見した東京理科大の藤嶋昭学長(72)、多孔性材料を開発した京都大の北川進教授(63)、リチウムイオン電池を開発した旭化成の吉野彰フェロー(66)らが期待されている。