一方、蓄電池を使った鉄道車両の開発が進み、地域の足として活躍が始まった。JR東日本が開発した蓄電池駆動電車「ACCUM」は、電化区間ではパンタグラフをあげて架線からの電力で走行しながら蓄電池に充電。非電化区間では蓄電池の電力で走る。
排ガスや騒音削減
非電化区間で走る気動車(ディーゼル車)は、電車よりエネルギー効率が悪く、排ガスや騒音の面でも課題があった。ACCUMは、従来型気動車より走行時の二酸化炭素(CO2)発生量を約60%減らせる。気動車の排ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)も全く発生しない。
車両の床下には、高性能な蓄電池のほか、空調用の電源、モーターやその制御装置などが組み込まれている。3月から栃木県のJR烏山線で毎日3往復運転されている。JR東日本は「車両の増備なども考えたい」(長谷部和則・車両技術センター課長)としている。