この日は、作業員5人が監視カメラをプール内に入れて未使用燃料の状態を確かめながら、1秒に1センチのスピードで慎重に作業を実施。クレーンが燃料の柄をつかむ際には、「カシャーン」と大きな音が建物内に響いた。プール内には空の容器が並んでおり、水の青白さが際立っていた。
未使用燃料については1回の作業で22体を取り出す予定。トレーラーに積んで別のプールに移すまでに1週間かかり、来月中旬以降まで作業を要する見込み。
大破した建屋での作業は世界的にも前例がなく、東電は何重にも事故防護策を施して作業に当たっていたが、無事に終われば、4号機のリスクはほとんどなくなる。(天野健作、野田佑介)