【よむベトナムトレンド】大学提携 出遅れる日本 (2/2ページ)

2014.11.19 05:00

 ◆卒業後の進路保証

 外国提携教育全体の課題でもあるが、「卒業後の進路を保証する」ことも重要だ。55%のシェアを占めている仏、英、米、豪も語学中心のカリキュラムで実践性が低いため、進路は芳しくない。

 北欧諸国の産学協同プログラムはより就職に直結している。今年2月にハノイで行われた「Niels Brock program」の就職説明会では、24%の学生がその場でデンマーク企業からのオファーを獲得した。

 日本の「エン・ジャパン」が出資する大手人材サービス会社「Navigos Search」によると、ベトナムにおいて日本語人材はまだまだ不足している。日本の「非営利」プログラムも就職率はいいようだ。採用企業と協力して実践的な教育内容を「ビジネスとして」組み立てることで、日本は提携教育におけるシェアを高めるだけでなく、教育の質を高め、より効果的なものへと発展させられるかもしれない。

 ベトナム国家大学によれば毎年20万人の学生が外国提携教育を希望しているのに対して、受け入れ枠は5万人分しかない。機会はまだある。来日留学生を増やすことの陰で盲点になってきたこの分野に日本の学校や教育産業が飛び込んで来られるだろうか。

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 Hoang Thu Trang

 「ASEAN経済通信」 http://www.fng-net.co.jp/asean_top

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