THKの関連会社の工場に設置している垂直型風車(宮城県大衡町)【拡大】
■THK 風力、小水力など新規事業拡大へ
機械部品メーカーのTHKが風力発電、小水力など再生可能エネルギー事業を強化している。風力では軸受技術を生かして高効率で回転する主軸などを開発、小型風車向けに供給が決まった。小水力では農業用水向けに低コストの小型水流発電装置を開発、実証実験に入っている。再生エネの導入拡大をにらみ、新規事業として確立させたい考えだ。
THKは直線運動を軸受で実現した「直動システム」を製品化し、工作機械など生産現場を皮切りにロボットや自動車部品、免震装置など市場を拡大。さらに開発を進めてきたのがエネルギー関連分野。高効率で回転できる自社技術を生かせるためだ。
風力発電では海外メーカーから風車の主軸用軸受の引き合いがあったのを機に用途開発を進めた。重い荷重でも高精度な回転運動が可能な「クロスローラーリング」という軸受を利用した。「小型風車ではこれまで市販の軸受を使っていたが、オーバースペックで余計なトルクを生じていた」(技術本部の高橋裕一主査)からだ。