【どこまで進む? 再生可能エネルギー】NAS電池 コスト削減と制度設計課題 (2/2ページ)

2014.12.22 05:00

 --具体的には

 「1つはコスト。経済産業省は蓄電池戦略の中で蓄電技術の育成を掲げており、コスト目標は揚水発電並みの1キロワット時当たり2万3000円。NAS電池の現状は4万~5万円で、昨年から経産省の技術開発支援を受けてコストダウンを加速させている。もう1つは制度的な問題。誰が蓄電池を導入し、そのコストを誰が負担するのか。制度が整わないと広く普及していくことにはならない」

 --コスト目標の達成は可能か

 「コストダウンには技術的な側面と量産効果があり、両面が整えば可能だ。部品材料原価など製造コスト削減とともに、建設費を含めたトータルコストにも目を向けている。電池をコンテナに組み込んでパッケージ化することで建設コストを半減し、全体で5~10%のコスト削減を可能とする設置工法も近く提案していく」=おわり

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【プロフィル】美馬敏之

 みま・としゆき 名古屋大院工学研究科原子核工学専攻修了。1982年日本ガイシ入社。電力事業本部NAS事業部品質保証部長、ガイシ事業部製造部長、NAS事業部長などを経て、2013年6月から現職。57歳。北海道出身。

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