九電は当初、同月末までの補正申請を目標にしていたが、規制庁の指摘や訂正が相次いでいるため、昨年末までの提出目標も断念した。
工事計画などが認可されれば、機器の設置状況や性能を規制委が現場で確認する「使用前検査」を実施するが、1~2カ月かかる見通しだ。
規制委の田中俊一委員長は昨年12月末に川内原発を視察した際、「(安全対策に)前向きに取り組んでいる。安全のレベルは極めて高くなっていると思う」と述べ、規制委の審査に自信を見せている。
ただ、認可審査の遅れが地元の情勢に微妙な変化を与える。4月12日には鹿児島県議会議員選挙が控えており、再稼働の是非が選挙で争点となってくる。
地元住民らが川内原発の再稼働差し止めを求めた仮処分申請についても、鹿児島地裁が近く決定を出すとみられ、司法の判断が再稼働に影響する可能性も否定できない。(原子力取材班)