川内原発に“合格証”交付へ 審査書正式了承 規制委

2014.9.10 22:59

川内原発の再稼働に関し議論する原子力規制委の定例会合=10日午前、東京都港区

川内原発の再稼働に関し議論する原子力規制委の定例会合=10日午前、東京都港区【拡大】

 原子力規制委員会は10日、定例会を開き、九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県)の事実上の合格証となる「審査書」を正式に了承した。午後にも九電に施設の変更などを認める許可証を交付する。新規制基準への適合を認める原発は初めて。

 規制委は今後、機器などの設計内容を記した「工事計画認可」と、運転管理体制を確認する「保安規定変更認可」の審査に移る。地元説明会を経て、地元の了解を得る必要があり、再稼働は越年する可能性が大きい。

 九電は昨年7月に審査を申請し、規制委は今年3月、新基準の重要な課題を最初にクリアした川内原発の審査を優先的に進める原発に指定。7月に審査書案をまとめ、30日間の意見公募(パブリックコメント)にかけていた。

 意見は1万7819件集まったが、審査書案の結論部分に大きな変更を加えるものはなく、細部の字句の修正にとどまった。原子力の平和利用の観点から原子力委員会や、経済産業相にも意見聴取し、規制委の判断は「妥当」「異存はない」との回答があった。

 審査書は、想定される最大の地震や津波への対策が新規制基準を満たしていることを記載し、重大事故に対する機器や設備の性能なども確認。周辺には火山の痕跡があるが、その影響は「十分小さい」とする九電の評価を「妥当」と判断している。

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