大学入試センター試験が17日、全国690会場で始まり、本格的な受験シーズンがスタートした。志願者数は昨年より1540人少ない55万9132人。今春に高校を卒業する生徒のうち42・5%が志願した。センター試験を利用する大学と短大は過去最多の計849校となった。
日程は2日間で、初日は地理歴史・公民、国語、外国語。18日は理科と数学の試験が行われる。今回は、数学と理科が平成21年に改定された新学習指導要領に沿った問題に切り替わり、初めて“脱ゆとり世代”が受験した。
大学入試センターによると、一部の地域で天候や事故の影響で鉄道網などに混乱がみられたが、試験開始時間を大幅に遅らせるなどの影響はなかった。