吉村真晴(右)と組み、世界選手権の混合ダブルス2回戦に出場した石川佳純=中国・蘇州(共同)【拡大】
すでにそのかわいさから卓球界のアイドルの地位にもある。さらに“天然ボケ伝説”も数多くある。初めて日本代表に招集されたときには代表のユニホームを忘れ、福原に借りたことも。また14歳の時には「あの頃は時差ボケということを知らなくて…」と海外の試合で「とりあえず10分仮眠しようと思ったら2時間近く寝てしまった」こともある。加えて4歳年下で同じ卓球選手でもある妹の梨良(りら)からは「お姉ちゃんの部屋は散らかり放題」と片付けが苦手だということをバラされてしまい、ますますファンの気持ちを総なめにしていた。
「福原愛」という大看板を追い抜き追い越すために福原と同じ戦術、同じ体形の選手を練習パートナーにしてきた。その福原を名実ともに乗り越えて挑む世界一への挑戦だ。
すでにあの錦織よりも早く「世界ランク4位」までのぼりつめた石川だ。その錦織よりも早く世界一になる可能性は十分ある。
なにしろ女子卓球の日本代表のシングルスの金メダルは1969ドイツミュンヘン大会以来46年ぶりの快挙になる。トップ3はこれまで長年中国勢の厚い壁だ。完全アウェーで勝ち上がれば目に見えない自信がプラスアルファになる、のびしろいっぱいの22歳だ。(久保武司)