29日午前9時59分ごろ、鹿児島県の口永良部島の新岳で爆発的噴火が発生した。火砕流も発生し海岸まで到達した。気象庁は、噴火警報を発表し、噴火警戒レベルを3(入山規制)から最も高い5(避難)に引き上げた。地元の鹿児島県屋久島町は、全島に避難指示を出した。
鹿児島県によると、避難指示の対象は、一時滞在者も含め78世帯の141人。島民の一部は島西部の番屋ケ峰にある避難所に一時避難した。町によると、これまでのところ死傷者の情報は入っていない。
噴火警戒レベルは平成19年に運用が開始され、5へ引き上げられたのは初めて。特別警報に位置付けられている。
気象庁によると、噴火直後の口永良部島では上空に黒い噴煙が上がり、火口の上空9千メートル以上にまで達した。その後も連続的な噴火が起きた。
政府は、首相官邸の危機管理センターに官邸対策室を設置し、詳しい情報を収集。海上保安庁は現地の状況を把握するため大型巡視船を派遣した。鹿児島県は自衛隊に災害派遣を要請した。