夏は酷暑による食欲不振や、冷房が効いた屋内との寒暖差によって神経の働きも乱れやすく、長期休暇、旅行などで不規則な生活にもなりやすい。NK活性を維持して健康的に夏を乗り越えるためには、日々の生活習慣に気を付けることもさることながら、こうした「R-1乳酸菌」の力を活用していくこともひとつの手となる。
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■プリン体に直接作用、吸収量低減する「PA-3」
「Lactobacillus gasseri(ラクトバチルスガセリ)PA-3」(PA-3乳酸菌)はプリン体に直接作用する乳酸菌だ。具体的には、このPA-3乳酸菌は「プリン体を体内に吸収されにくい形に分解する」「プリン体を菌体内に取り組む」「取り込んだプリン体を自らのエネルギーとして利用する」という3つの働きを持っている。
ではそもそもプリン体は人にどのような影響を与える物質なのだろうか?
われわれは毎日の食事からプリン体を摂取しているが、実はプリン体は体内でも生成されている。プリン体は体にとって悪いものと思われがちだが、生物の細胞中に含まれる遺伝子の構成成分で、生命活動に必要なもの。細胞の代謝・増殖及びエネルギーの代謝の際に利用され、最終的には尿酸になる。尿酸は体内でいわゆる「尿酸プール」に蓄積され、尿から体外へ排出される。
そんな生命活動に必要なプリン体だが、過剰摂取してしまうと血清尿酸値の上昇につながり、その数値が7.0ミリグラム/デシリットルを超えた状態が高尿酸血症だ。高尿酸血症は痛風のリスク要因として知られており、その患者数は毎年増加し続けている。
高尿酸血症や痛風の予防法としては、食事療法、飲酒を控える、運動するなどの3つの生活管理が基本となる。そこで重要となるのが食事療法であるが、一汁二菜、一汁三菜を基本に腹八分目を心がけることが大事だ。