プリン体の多い食品は尿酸値を下げる素材であるビタミンC、乳製品、ポリフェノール、フラボノイド成分を多くとるなどの工夫が必要だ。しかし、あの食品はOK、この食品はダメでは、生活管理に対してネガティブになる一方だ。そこで食事中のプリン体の吸収量を低減する方法として最近登場したのが、PA-3乳酸菌を摂取するという方法である。この乳酸菌の摂取試験が2度行われている。1つ目は、高尿酸血症境界域の人を対象とした「PA-3乳酸菌を使ったヨーグルト」の摂取試験。血清尿酸値が6.0ミリグラム/デシリットル以上で通院していない男性が「PA-3乳酸菌を使ったヨーグルト」を8週間摂取したところ、このヨーグルトの摂取群はそうでない群と比べて血清尿酸値が低かったことが確認された。2つ目の試験は、通院している高尿酸血症および痛風の患者を対象にしたもの。やはり「PA-3乳酸菌を使ったヨーグルト」を8週間摂取したところ、血清尿酸値の上昇が抑制されたことが確認されている。
このように乳酸菌研究が進んだ現在、乳酸菌は機能で選ぶ時代へと突入した。あなたも好みに合わせて乳酸菌の入った商品を選んでみてはいかがであろうか。