【高論卓説】今、一番モテるのはゲンバ男子だ 日本の産業を支えるかっこよさ (2/2ページ)

2015.8.11 05:00

 冬は極寒、夏は酷暑。3Kといわれる厳しい環境の中で、黙々と働く男たち。これってまさに“健さん”の世界ではないですか? 3Kを「きつい」ではなく「かっこいい」という言葉に置き換える戦略が当たった。クーラーの効いたオフィスで仕事をするよりも、酷暑の中で汗だくになって働いている男たちがかっこいい。逆転の発想だがまさに真理でもある。

 Bplatzが立ち上げた現場で活躍するイケメン職人の写真を集めたウェブサイト「ゲンバ男子」はソーシャルメディアを通じて瞬く間に大評判となった。

 サイトのコンセプトで、イケメン職人たちの心意気やたたずまいのかっこよさをプロの写真家の作品として発信した。狙いは当たった。しかし思惑とは裏腹に男ではなく新し物好き女子が飛びついてきた。が、それで十分だった。女が集まれば必ず男がついてくる。

 結果がすべて。日本の産業の底辺を支える若者に陽が当たり、世間の関心を集めることが目的だ。秋にはゲンバ男子の写真集も発売されるという。写真集を抱えた女子が町工場に押し寄せるかもしれない。額に汗かくたくましいオトコマエたちがこの国に増える。それが大切だ。頑張れゲンバ男子!

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【プロフィル】平松庚三

 ひらまつ・こうぞう 実業家 アメリカン大学卒。ソニーを経てアメリカンエキスプレス副社長、AOLジャパン社長、弥生社長、ライブドア社長などを歴任。2008年から小僧com社長(現職)。他にも各種企業の社外取締役など。69歳。北海道出身。

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