この日の会見には、報道関係者のほか中松氏の知人ら約70人が訪れた。会見席に座った中松氏は血色もよく、滑舌もしっかりとした様子で、ノートパソコンを前に、身ぶり手ぶりで「発明」の内容を説明。医師から告知されたという余命を引き合いに「滑り込みで完成させた」と強調した。
中松氏によると、導管がんは前立腺がんの中でも珍しく、医師からは高齢のため体力的に手術は難しいなどと説明を受けたという。
中松氏は「凡人は安易な道を選ぶが、天才は困難な道を選び、その過程を楽しみながら発明を生みだす」という意味があるという「撰難楽(せんなんらく)」という造語を「座右の銘」として紹介。告知当時の心境を「月並みながんだったら面白くない。私に治療法発明のチャンスを与えてくれたことを天に感謝する思いだった」と振り返った。