「…起立させていただきます」
《検察側は架空の日帰り出張を繰り返したり、金券の購入費を計上したりして嘘の収支報告書を県議会に提出し、平成23~25年度の政活費計913万2050円をだまし取ったとする起訴状を朗読。野々村被告は約10分間、背中をピンと伸ばして着席し、起訴状を目で追った。時折肩が大きく上下動し、深呼吸をしている様子がうかがえる》
《読み上げが終わると、裁判長は野々村被告に黙秘権があることを通知。いよいよ罪状認否に入った》
裁判長「現時点であなたの端的な言い分を聞きます。起訴事実について、どこかおかしいと思うところはありますか」
野々村被告「起立して発言したらいいですか」
《法廷の全員が注目する中、野々村被告は予想外の質問を繰り出した》
裁判長「いいえ、そのままでもいいです」
野々村被告「…起立させていただきます」