世界の風力発電の発電能力が2015年末に14年末比17%増の4億3242万キロワットに達し、初めて原子力の発電能力を上回ったことが、業界団体「世界風力エネルギー会議」(GWEC、本部ベルギー)などの統計データで明らかになった。GWECは「風力発電は化石燃料からの脱却を主導している。世界で市場拡大の動きがあり、16年は、より多様な地域で導入が期待できる」としている。
「世界原子力協会」(WNA、本部英国)の調べによると、原子力の発電能力は16年1月1日時点で3億8255万キロワットとなり、風力が5千万キロワット程度上回った。
15年に新設された風力発電は中国が最も多く3050万キロワットだった。大気汚染や地球温暖化対策として石炭など化石燃料からのエネルギー転換を進めているのが背景だ。
2位は米国の860万キロワットで、ドイツ(601万キロワット)、ブラジル(275万キロワット)、インド(262万キロワット)と続いた。