関西電力高浜原発4号機(福井県)の原子炉が緊急停止した問題で、関電は2日午前、4号機が核分裂反応を抑えるため原子炉に全制御棒を挿入したまま1次冷却水の温度を93度以下にして安定状態を維持する冷温停止状態になったと発表した。
関電は原因調査には少なくとも数日が必要だとみており、原子炉をより安全な状態に保つ必要があると判断した。1日午後から1次冷却系の温度や圧力を下げる作業を始めており、緊急停止時に異常な電流を記録した検知器などで何が起きたか調べる。3日に予定していたフル稼働は中止した。
今後原子炉を再び起動させるには、改めて原子力規制委員会の検査を受けなければならない。そのため関電が今月下旬に予定していた「営業運転」は、4月以降にずれ込む公算が大きくなった。5月に実施するとしていた電気料金の値下げにも影響が出かねない。