秋田県小坂町で昨年から宿泊施設として使われている往年の寝台列車「あけぼの」が10日、冬季休業中に保管されていたトンネルから引き出され、走行した。引退後のブルートレインが走るのは全国でも珍しく、一目見ようと多くの鉄道ファンが訪れた。
トンネルに保管されていた「あけぼの」の車両4両は、ディーゼル機関車に引っ張られて、小坂鉄道レールパーク内を約2・5キロにわたり約20分かけて走った。詰めかけたファンらは、雄姿に歓声をあげた。
「あけぼの」は東北と東京都心を結んだ寝台列車で、2014年に引退。車両は買い取られ、宿泊施設として活用されている。ことしは今月22日から営業を再開する。
見学に来た盛岡市の会社員池端直哉さん(27)は「東京から実家のある青森県の弘前に帰省するため何度も乗った列車。再び走る姿を見ることができてうれしい」と懐かしがった。