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「待ち焦がれた」青函掘った男たち万感 北海道新幹線あす開業 (1/3ページ)

2016.3.25 07:30

北海道・松前郡福島町の青函トンネル記念館にある工事で使用したボーリングマシンの前で開業への思いを語る花田順一さん=2016年3月2日(杉浦美香撮影)

北海道・松前郡福島町の青函トンネル記念館にある工事で使用したボーリングマシンの前で開業への思いを語る花田順一さん=2016年3月2日(杉浦美香撮影)【拡大】

  • 試験運転で走行する、JR北海道の新型車両H5系=2016年3月24日、北海道北斗市(共同)

 北海道新幹線が26日、開業し、本州と北海道を結ぶ青函トンネルを初めて一般客を乗せて走る。この記念すべき日を万感の思いで迎える人々がいる。四半世紀にわたり、全長で世界第1位の青函トンネル掘削に携わった“トンネルマン”たちだ。

 何度も危機

 「この日を長く長く待ち焦がれてまいりました」

 青函トンネルの作業基地があった北海道福島町の「青函トンネル記念館」。新幹線開業を控え、例年より約2週間早めた開館式典で、ボランティアガイドの花田順一さん(86)があいさつした。

 漁師の家に生まれ、イカやサンマを追ったが、北洋漁業が衰退したこともあり、1963年に日本鉄道建設公団(現鉄道建設・運輸施設整備支援機構)の募集に応じた。工業高校出身ということもあり、本坑に先駆けて地質調査を行う「先進導坑」のボーリング班長を任された。

「水平ボーリング」などの新たな技術を開発

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