
カラオケボックスで試験?神戸の私立女子大で信じがたい成績評価が行われていた。解雇された元准教授は裁判で「裁量の範囲内」と主張したが…【拡大】
当時、大学には学生からこんなクレームが多数寄せられたという。
一方、18年の停職処分は、「対照言語学」の講義中に「出血大サービス」として10点だった問題を突然20点にするなどの成績評価をしたほか、出張旅費を不正受給したことなどが処分理由だった。この際は、学生から《点数の付け方が適当だ》という“告発”があったという。
欠席者に100点評価も…
このような問題行動の数々により解雇された元准教授だったが、26年11月、「処分に納得がいかない」として大学の運営法人を相手に地位確認や慰謝料など350万円の支払いを求める訴訟を起こした。
訴状では、大学が問題行動と認定した事実の多くは「教員としての裁量の範囲内か、あるいは軽微な非違行為」であり、「解雇によって社会的名誉が失われ、他の大学に雇用されることが事実上不可能になった」と主張。準備書面では、大学側の処分に対する反論を次々と展開した。
まず、カラオケボックスでのテスト実施について、英語のリズムを習得する目的で歌を歌いきるという課題を出したが、大学には自由な選曲をしてもらうための設備がなかったと説明。「出血大サービス」発言については、学生が意欲的に授業に取り組むための動機づけにすぎないとした。