
カラオケボックスで試験?神戸の私立女子大で信じがたい成績評価が行われていた。解雇された元准教授は裁判で「裁量の範囲内」と主張したが…【拡大】
さらに、講義時に予習の有無や声の大小で評価を変えたことについては、「声が小さく、予習をしておらず、授業に参加していないと思われる場合に限って1点減点した」「予習をしていない学生は欠席扱いしたわけでなく、授業の参加点6点を与えなかったにすぎない」とした。
これに対し、大学側は学生の証言や投書を武器に徹底抗戦。元准教授が学生の単位認定にあたり、講義に毎回出席した学生を減点する一方、講義を欠席したことがある学生を100点と評価したケースがあったことなどを例示し、「恣意的な成績評価は明らかだ」と強調した。
司法が“超辛口”判決
元准教授本人への尋問などを経て迎えた今年6月の判決。神戸地裁は、元准教授の姿勢を辛辣(しんらつ)に批判した。
地裁は、25年度の講義をめぐり、一部学生を「不当に扱っていた」と認定。大学から繰り返し処分を受ける元准教授について「学生に配慮をすることがまったくできず、学生との間に信頼関係を築くことができない教員だ」と指摘した。
その上で大学側の解雇処分の妥当性を検討。「教員としての適格性の欠如は矯正が不可能な状態にある」ことを根拠に解雇には正当な理由があるとし、元准教授の全ての請求を退けた。
訴訟では、大学側の証拠資料として《何のために学校に行っているのかバカバカしい。早く先生をクビにしてください》と訴える学生の投書も地裁に提出された。
元准教授は判決を不服として控訴した。前代未聞のバトルの行方が注目される。