
スマートフォン向けアプリ「ポケモンGO」をプレイする利用者=22日午後、東京・秋葉原(古厩正樹撮影)【拡大】
初めての対戦! その結果は…
東京・大手町にある本社に帰社すると、会社前の広場近くに「ジム」と呼ばれる拠点ができていた。プレーヤーの強さが「レベル5」以上ならば、他のプレーヤーと対戦することができる拠点だ。
記者もちょうどレベル5になったばかり。さっそく対戦しようと、先輩の女性記者を呼びだした。「対戦してみましょうよ!」
ところが、ジムに入ってみても、先輩記者とは対戦できない。特定の相手と対戦することはできない仕組みなのだった。対戦とは、そのジムの「主」として君臨しているプレーヤーを倒し、主の地位を勝ち取ること。いわば、「道場破り」だ。
とはいえ、自分のポケモンの強さも確かめたく、本社前のジムの主に挑戦してみた。
対戦は自分が所有する複数のポケモンを登録して“団体戦”のような形で行われる。対戦が始まると、相手のポケモンと自分のポケモンが対峙し、指で画面を押して攻撃を加える。画面上方にはCPのメーターが現れ、それがゼロになると、それぞれのポケモンは倒されたということだ。
結果は惨敗。対戦開始わずか1分ほどで負けてしまった。
「まだまだ修行が足りないな…」。そう落ち込む記者。先輩が慰めてくれた。「週末を使って強くなればいいよ、ね」
記者は大きくうなずいた。ポケモンGOは始まったばかりだ。一目置かれるプレーヤーになれる日を夢見てがんばろうと、静かな炎を燃やしたのだった。(玉崎栄次)