
ソリューションプラズマ処理の様子。特殊な装置を必要としないのが分かる(石崎貴裕准教授提供)【拡大】
さらに、「電極には化学反応が起きる場所(サイト)があるが、反応する時間が長くなると反応サイトは減ってしまい、発生する電流が減り、電気を作れなくなる」(石崎准教授)が、電流を12時間流し続けた耐久性試験では白金触媒よりも劣化性能が優れ、燃料電池で使われるメタノールに対しても耐久性が高いことが分かったという。
今回の研究成果は科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業CRESTから支援を受けている。石崎准教授は「今回の複合材料は素材としての能力は白金を使った素材と近いものがあった。今後は、実際の電池に組み込み、電極としての性能評価を行いたい。
また、環境に優しく低コストの製作方法を模索する中で、将来的には金属を使わず、炭素系素材のみの電極材料を作製し、低炭素社会づくりに貢献できれば」と話している。(日野稚子)