
≪図2014年9月11日午前8時25分の神戸市付近における雨雲の分布≫解像度100mのシミュレーション結果は、観測データに非常に近いことが分かる【拡大】
【プロフィル】三好建正
みよし・たけまさ 2000年京都大学理学部卒業、気象庁入庁。03年から2年間、人事院行政官長期在外研究員として米国メリーランド大学に留学、博士号を取得。気象庁予報部数値予報課技術専門官、メリーランド大学助教授を経て、13年1月から現職。
■コメント=これまで想像もつかなかったような新しい 天気予報を実現し、気象災害を減らしたい。
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□理化学研究所 理研CLST-JEOL連携センター 固体NMR 技術開発ユニット ユニットリーダー・西山裕介
■タンパク質の二次構造を決定する手法を開発
タンパク質は多数のアミノ酸が鎖状につながってできた長い分子で、この鎖が複雑に折り畳まれることで立体構造が決まる。アミノ酸の並び方をタンパク質の一次構造と呼ぶのに対し、部分的な立体構造のパターンを二次構造と呼ぶ。二次構造の一つで、シート状の構造をとるβシートは、タンパク質において、正常な立体構造や機能の維持に必須である。
一方で、アルツハイマー型認知症やプリオン病など、タンパク質の異常な凝集が原因となる疾患にも関わることが知られている。これらの原因タンパク質に含まれるβシートの解析は容易ではない。現在用いられている唯一の方法が、核磁気共鳴(NMR)法の一種である固体マジックアングル試料回転NMR法(固体 MAS NMR法)である。ただしこの方法では、解析対象となるタンパク質を窒素の同位体15Nや炭素の同位体13Cなどで標識する必要があり、応用範囲が限られる。